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冷え性について
木枯らしヒューヒュー吹く冬、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
「私は夏はダメだけど、冬は平気よ一!」と言って、犬のように元気に庭かけまわっている方もいらっしゃれば、「冬は寒くてかたまっちゃって、ダメだわ〜。」と言って猫みたいにこたつで丸くなっている方もいっらしゃることでしょう。そんな猫タイプの人にとって、冬はほんとうに大変。ちょっと「寒いな…」と感じるとすぐに手足が冷たくなってしまったり、一度冷たくなってしまうと手足が氷みたいになってなかなか温かくなってくれなかったりして、悩みの種ですよね。
今月はそんなつらい思いをされている方のために、冷え性について特集いたします。
冷え性の根本原因
=急激に冷えだしたのは1970年代=
みなさんはいつ頃から冷蔵庫が普及しだしたか、ご存知ですか?今はどこの家にもあって当たり前となりましたが、実は冷え性と深い関係があるのです。
昔から日本では“長生きの秘訣は常温で食べること"と言われていました。食べ物は温めて食べるか、または冷やして食べてもそれほど冷たくはしませんでした。田舎へ行ったりすると、スイカを川や井戸水で冷やして食べたりしていませんか?ところが最近ではなんでも冷蔵庫。常温が20℃〜25.Cだとした場合、冷蔵庫の中の食べ物が5℃位ですから、平気で20℃位は下がってしまいます。
実際1970年代に入ってから、冷えから来る慢性疾患−リュウマチ、膠原病などが急速に増えているのだそうです。まさに現代は“冷たいものの取りすぎ病"が大変多いのです。
=冷え性の根本原因は腸=
ずばり、冷え性の原因は腸が弱いからです。特に便秘がちな方は、血流が悪くなってますます冷えてしまいます。では、腸が弱い人のおなかの中は一体どうなっているのでしょう?
腸の中にはなんと100兆個もの菌(微生物)が住んでいます(例えば体全体の細胞は64兆個)。毎日せっせと働いて、食べたものを吸収しやすくし、血液づくりに大きな役割を果たしています。ところが、腸の弱い人の菌たちはまったく元気がなくて、しょぼ〜んとしているのです。あまり働かずにじ一っとしているといってもよいでしょう。そこへさらに冷たいものを食べたり飲んだりするものだから、余計に働かなくなってしまっています。私たち人間も暖かいところではウキウキして活発なのに、今の時期のように寒くなると、朝もなかなか起きられず、動きたくなくなり、気づくとついつい、じーっとしていませんか。おなかの中の菌も一緒です。100兆個もの菌がそんな状態になっていたら、大変ですね。
このように、おなかの中の菌たちは重大な役割を担っているにもかかわらず、働かなくなると栄養もしっ
かり吸収されず、良い血液づくりもされずに血流が悪くなって、私たちの体まで冷えてきてしまうのです。
さらに、冷えてしまう原因は腸が弱いからだけではありません。そのほかにも現代生活には冷えを招く要因がいっぱいあります。
冷えを助長させるもの
- ストレスが強い
ストレスが溜まるとホルモンバランスが崩れ、自律神経も失調して冷えます。
- 頭に来ることが多い
頭に血がのぼった反動で抹消に血液が行き届かなくなり、足元が冷えます。
- 竈動不足で筋肉がない
筋肉のポンプカがないため、抹消の血液が滞って冷えます。
- 冷たいものをよく食ぺる、飲む
冷たいものを体の中に入れると血管がぎゅっと縮み、循環が悪くなります。
- 便泌がちである
便秘になると血液の循環が悪くなり、いっそう冷えてしまいます。
- 貧血気味である
血液中の酸素が薄く栄養を十分燃焼できないため、体を十分に温められません。
- 低血圧である
低血圧の人は、末梢まで血液が届きにくくなっています。
- 無理なダイエットをしている
ビタミンB1(栄養を燃焼させて体温を上げる)、ビタミンE(血液の流れを良くする)、鉄分(体内に酸素を送る)、たんぱく質(エネルギー源で筋肉を造る)などの栄養素が不足するために冷えます。
- 入浴はシャワーだけ
シャワーだけでは、その日の冷えをしっかり取り去ることができません。
- きつい下着をつけている
きつい下着は体を締めつけるため、血行が悪くなります。
- ハイヒールをよく履く
姿勢が不自然になり血行が悪<なります。またハイヒールを履くと緊張するため、末梢まで血液が届きにくくなります。
- O脚である
子宮が圧迫されて女性ホルモンの分泌が少なくなります。またO脚の人は、内モモの筋肉が少ないため血流が悪くなりがちです。
- ついつい食ぺ過ぎる
食べ過ぎることによって、内臓のあちこちの血管が縮んで冷えてきます。
- タバコを吸っている
タバコを吸うと、末梢の神経が収縮して冷えます。
- 揚げ物や肉類が大好き
脂肪分がたまり過ぎると血液が酸化し、ドロドロになってしまいます。
- 睡眠不足である
体を正常な状態にもどせなくなり、冷えてきます。
みなさんはいくつ当てはまりましたか?こうしてみると現代は“冷えの宝庫”と言えますね。ひとつでも心当たりのある方は、冷えを招かないためにも、なるべく解消するようにしましょう。
冷え性を治すには
すっかり板についてしまった冷え性…この辛さからさようならするには、一体どうしたらいいのでしょうか。そこでとっておきの浴療法をご紹介します!
1.まず食べ物に気をつけましょう
とにかく「冷たいものを食べない、飲まない。」が基本です。冷え性だからといって、ナッツ類や肉類などのカロリーや栄養のありすぎるものを食べると、血液がにごってきてしまいますので控えめにしましょう。

2.万病に効く!!冷水&温水浴
とても安あがりで一番効果的な方法をひとつ。花粉症やアトピー、婦人科系の病気、自律神経失調症など、ほとんどの病気に効果があり、風邪もひかなくなるそうです。湯船に入って温まったら、手と足の先から冷水を1分、温水(42.C〜43℃)を3分シャワーでかけ、それを3〜5回繰り返します。だんだん体がぽかぽかしてきます。慣れてきたら、シャワーの水圧を上げ、おなかと首元までいきましょう。きちんと毎日続けた場合、だいたい1ヶ月くらいでおなかのあたりまでいきます。おなかまでくることができたら、かなり体が改善されている証拠です。3ヶ月〜半年で免疫カも上がり、冷え性も必ず良くなります。首元は精神安定にもなりますのでおすすめです。
3.乾布摩擦で皮膚を強くする
最初は乾燥した日本手ぬぐいで手足を軽くこすって刺激します。慣れてきたら水でしぼった手ぬぐいで摩擦しましょう。朝でも昼でも夜でも暇なときに。ストーブの前でもOKです。皮膚をさすることによって、免疫カがぐ〜んと上がります。
4.その他
- 元気で明るく大きな声をだす(体の中に酸素がいっぱい入ります)。
- 口を閉めて鼻で呼吸する(これも酸素がいっぱい入ります。)・手足の関節をよく動かす。(冷えている人は関節が硬くなりがちです。)
- 梅醤番茶を飲む。(胃腸が整います。)
- 下着や靴下は、化繊類を避け、綿や絹製品を身につける。(化繊類は電位が生じて冷えを招きます。)
- 暖かくなってきたら裸足で過ごすようにしましょう。(皮膚が丈夫になります。)
今月のお話はいかがでしたか?冷え性に悩んでいらっしゃる方のお役に立てれば幸いです。真剣に治そうと思われた方は、ぜひ冷水&温水浴を続けてみてくださいね。これは効果テキメンだそうです。やってみるとほんと不思議、体がぽかぽかしてきて湯冷めもしにくいですよ。
情報提供:東西総合医療研究所代表 村松 努
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